プログラミングスクールを無駄にしないための選び方と受講姿勢【徹底解説】

マック

私立文系大学&完全未経験からプログラミングを学び、SEとして就職したマックです

プログラミングスクールに大きな期待を抱いている一方で、

  • プログラミングスクールに通うべきか?
  • 本当に費用や時間を投資する価値があるのか?
  • プログラミングスクールは本当に必要なのか?

と悩む方もいるでしょう。

スクール選びや受講姿勢次第で、その価値が大きく変わるのが現実です。

質の悪い就職サポートや、講師の経験不足が原因で十分なスキルが身に付けられないといった問題に直面するケースもあれば、逆に短期間で実践的なスキルを身に付け、キャリアを大きく前進させることも可能です。

本記事では、プログラミングスクールが無駄になる6つの理由から、選び方、成功するための受講姿勢までを徹底解説
スクールを最大限活用し、スキルアップに成功するためのポイントを具体的に紹介します。

これを読めば、自分にとって最適なスクール選びができ、費用や時間を無駄にせずに、確実に将来の選択肢を広げられるでしょう。

Contents

プログラミングスクールが無駄だと言われる6つの理由

プログラミングスクールが無駄だと言われる理由を理解しましょう。
適切なスクール選びと学習姿勢を持てば、こうしたリスクを回避できます。

就職サポートの質が悪い

プログラミングスクールを卒業した後、就職サポートが充実しているかは非常に重要です。

しかし、いくつかのスクールでは、就職先としてSES(システムエンジニアリングサービス)を紹介することが多く見られます。

SESとは

SESは、派遣や契約社員として働くことが主流であり、安定性やキャリアアップが難しいという懸念があります。
業務負荷が高くて単価の安い『ブラック企業』で勤務せざるをえなくなったり、客先常駐となるため自社メンバーとのコミュニケーションをとるのが大変です。

このような場合、受講生が望むようなキャリアを築けません。

スクールに通えばすぐに稼げるようになったり転職できるようになるわけではないので、就職サポートの質が悪いとスクールの費用や時間が無駄になってしまうリスクがあります。

講師の知識・経験が浅い

プログラミングスクールの講師の質も大きな問題です

講師が現役エンジニアでない、もしくはプログラミング経験が浅い場合、最新の技術や実践的なスキルを学べないことがあります。

受講者は講師に頼って学びますが、その講師のスキルが不足していると、学習の効果が十分に得られません。

結果として、期待したスキルが身につかず、スクールの価値を感じられなくなる可能性があります。

挫折してしまう

プログラミングは難易度が高く、挫折してしまうことも少なくありません

特に、スクールに通い始めたものの、講義内容についていけなくなったり独学する時間を確保できなかったりすると、途中で学習を諦めてしまうケースがあります。

挫折すると、せっかく投資したお金や時間が無駄になるため、スクール選びや受講姿勢が重要です。

スクールの当たり外れが激しい

プログラミングスクールの中には、残念ながら悪質なものも存在します

法外な授業料を請求するスクールや、広告で過剰に成果を謳うスクールに騙されることがあります。

また、スクールによって質にばらつきがあり、カリキュラムやサポート体制がしっかりしていないところもあります

このようなスクールに通うと、時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高いです。

独学でも学ぶことができる

独学でもプログラミングを学ぶことは可能です。

無料や低コストのオンライン教材が豊富にあるため、スクールに通わずともスキルを習得できる環境は整っています。

そのため、「わざわざ高い費用を払ってまでスクールに通う必要があるのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。

独学が得意な人にとっては、スクールが無駄に感じられるかもしれません

ノーコード時代に突入している

近年では、ノーコードツールの発展により、プログラミングの知識がなくてもアプリやウェブサイトを作成できるようになっています。

これにより、「コードを書くスキルが本当に必要なのか?」と疑問を抱く人も増えてきました。
しかし、ノーコードツールでは複雑なプログラミングは書けませんし、ノーコードツールを扱うにもプログラミングの知識はあった方がいいです。

ノーコードツールが普及する中で、わざわざスクールに通ってプログラミングを学ぶ必要性を感じない人も多くなり、スクールの価値が疑問視される理由の一つとなっています。

プログラミングスクールに通う4つのメリット

目的に応じたスキルを短期間で身に付けられる

プログラミングスクールの大きな魅力は、目的に応じたスキルを短期間で効率よく学べる点です。

独学では情報が多すぎて何から学べばいいか分からなくなります。
そのため、体系的に学ぶことが難しい場合もありますが、スクールではカリキュラムがしっかりと設計されているため、最短ルートで必要なスキルを習得できます

特に転職やキャリアチェンジを目指す人にとっては、効率的に学習することで、無駄な時間を省きながら目標に向かって進むことができます

分からないところは講師に質問し即座に解決できる

独学では、理解できない部分でつまずいてしまうことがよくあります。

しかし、プログラミングスクールでは、経験豊富な講師が常にサポートしてくれます。
わからないことがあれば、その場で質問でき、即座に問題を解決できるのが大きな利点です。

このサポート体制があることで、学習がスムーズに進み、無駄なストレスを抱えることなく学習を継続できます。

モチベーションを維持できる

プログラミング学習は孤独な作業になりがちで、独学ではモチベーションを維持するのが難しいことがあります。

一方、プログラミングスクールでは、同じ目標を持った仲間や講師と交流することで、学習のモチベーションを保ちやすくなります。

特に、進捗が共有される環境やグループ学習があると、自分の学習状況を他者と比べることで、適切なペースで学習を進められ、挫折しにくくなります

実務で通用するスキルが身に付く

プログラミングスクールでは、実務に直結するスキルを習得できる点が大きなメリットです。

特に、スクールによっては、受講期間中にポートフォリオの作成を支援してくれるため、就職活動においても大きなアピールポイントになります。

さらに、スクールが提供する就職支援サービスを活用すれば、企業とのマッチングや面接対策、求人情報の提供など、転職活動を効果的に進められるサポートを受けられます。
これにより、卒業後すぐに実務で活躍できる準備が整います。

プログラミングスクールが無駄になる人/ならない人の特徴3選

無駄になる人の特徴

プログラミングを全く触ったことがない

プログラミング未経験でスクールに通うこと自体は問題ではありません。

しかし、事前に何も触れたことがない状態でスクールに通うと、カリキュラムについていけなくなることが多く、挫折しやすくなります

最低限の基礎知識やプログラミングの感覚を掴んでから通うことで、スクールの学習がより効果的になります。

スクールに入れば知識が付くと思っている

「スクールに通えば自動的に知識が身に付く」と考えている人は、成果を上げにくいです。

スクールはあくまで学習の手助けをしてくれる場であり、自分自身で積極的に学び取る姿勢がなければ、得られるものも少なくなってしまいます。

受け身の姿勢では、費用や時間が無駄になる可能性が高いです。

自分で調べるクセがない

スクールでは質問できる環境が整っていますが、何もかも他人に頼っていては、問題解決能力が身につきません。

自分で調べる習慣がないと、学習のスピードも遅くなり、結局スキルが身に付かないまま卒業することになります。

こうした姿勢の人にとっては、スクールの投資が無駄になりやすいです。

無駄にならない人の特徴

プログラミングスクールに通う目的が明確

プログラミングスクールを有効活用するためには、自分が何を学びたいのか、どういったスキルを身につけたいのかを明確にしておくことが重要です。

例えば、「フロントエンドエンジニアになりたい」「特定の言語をマスターして転職に活かしたい」など、具体的な目標がある人は、カリキュラムの選択や学習ペースがぶれず、スクールで得た知識を無駄にしません。

この明確な目的があることで、学習のモチベーションも維持しやすくなります。

プログラミングが楽しいと思える

プログラミングを楽しめる人は、スクールでの学習が有意義なものになります。
興味があればあるほど、学習の進展が早く、自然と深い知識や技術を吸収できるからです。

プログラミングに触れたときに「面白い」と感じる瞬間がある人は、独学でもスクールでも成果を上げやすく、苦労を楽しさに変えることができます。

結果として、プログラミングスキルがしっかりと身につくため、スクールに通ったことが無駄にはなりません。

分からないことはまず独力で解決したい

プログラミング学習では、常に新しい問題に直面します。
その際、他人に頼る前に自分で解決しようとする姿勢がある人は、スクールでの学習も効率的に進められます。

自分で解決策を見つける力がつくと、スクールのサポートを受けつつも、さらに深い知識を得ることができるため、結果的にスキルを高めやすいです。
この積極的な学習態度が、スクールを無駄にしない鍵となります。

プログラミングスクールを無駄にしない選び方3STEP

プログラミングスクールは、プログラミングの基礎や応用技術を学ぶ場です。
特に、現場で使えるスキルを効率よく身に付けられることが魅力ですが、選び方を誤ると無駄になる可能性もあります。

そのため、スクールを選ぶ際には、目的やカリキュラム、講師陣の質などに注目し、慎重に判断することが重要です。

プログラミングスクールの基礎知識

無駄にしないための選び方の3ステップを解説する前に、プログラミングスクールの基礎知識として用語を抑えておきましょう。

無料カウンセリング

プログラミングスクールが提供する無料カウンセリングとは、受講希望者がスクールの内容を事前に確認できるサービスです。

スクールのカリキュラムや学習方法、サポート体制について直接話を聞くことができ、自分に合ったスクールかどうかを判断するために役立ちます。

また、無料カウンセリングを通して、担当者に自分の目的や現状のスキルレベルを相談し、最適なプログラムを提案してもらえる点も大きなメリットです。

このような事前の相談が、スクール選びでの失敗を防ぎ、適切な学習環境を整えるための第一歩となります。

転職保証制度

転職保証制度は、プログラミングスクールが提供するサービスの一つで、スクールを卒業した後に一定の条件を満たせば転職が保証される仕組みです。

この制度を利用することで、卒業生は一定期間内に転職が決まらなかった場合、授業料の全額または一部が返金されるという保証が受けられます。

転職保証制度は、スクールのサポート体制の充実度を示す一つの指標であり、特にキャリアチェンジを目指す人にとって、安心感を得られる制度です。

案件獲得サポート

案件獲得サポートは、スクール卒業後や学習中に、フリーランスとしての案件を紹介してくれるサポート制度です。

特に、プログラミングスクールの中には、企業とのコネクションを持っているところも多く、卒業生がスムーズにプロジェクトに参画できるような環境を提供しています。

案件獲得サポートがあると、実務経験を積むチャンスが広がり、学んだスキルを即座に活かせるだけでなく、収入を得る機会も増えるため、非常に実用的です。

給付金制度

給付金制度とは、国や自治体が提供する助成金や奨学金を活用して、プログラミングスクールの受講料の一部を補助する制度のことです。

この制度を利用することで、自己負担額を減らし、よりリーズナブルにプログラミングを学ぶことが可能になります。
給付金制度には、雇用保険の対象者であれば受けられる「専門実践教育訓練給付金」や、自治体が提供する特定のプログラムに対する助成金などがあります。

このような支援制度を利用すれば、受講料が高額なスクールでも通いやすくなるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

STEP1:プログラミングを学ぶ目的を明確にする

まず、プログラミングを学ぶ目的をはっきりさせましょう

目的が曖昧だと、どのスクールが自分に適しているのか判断しづらくなり、結果的に時間やお金を無駄にしてしまいます。

例えば、「転職してフルスタックエンジニアになりたい」「副業でウェブサイトを作れるようになりたい」など、具体的なゴールを設定しましょう。

目的に合ったカリキュラムを提供するスクールを選ぶことで、効率よく学習を進められます。

STEP2:情報収集を入念に行う

次に、各スクールについて徹底的に情報収集を行います。
以下のポイントを確認し、自分に最も適したスクールを選ぶための材料にしましょう。

  • 自分の目的に合ったレッスン内容か
  • 習得したいプログラミング言語の学習カリキュラムか
  • 講師が正社員や現役エンジニアか
  • 実践的なカリキュラムになっているか
  • 質問方法、就職・転職のサポートは手厚いか
  • 自分の学習や生活スタイルに合う受講方法か
  • 現実的に通える学習時間と期間か
  • 受講料は適切か、予算に合っているか
  • 卒業生や就職実績など評判はどうか

STEP3:複数のプログラミングスクールを比較する

最後に、複数のスクールを比較し、自分に最も合ったものを選びます。

事前カウンセリングを受けることで、スクールの雰囲気や講師の対応などを確認することも大切です。
実際に話を聞くことで、納得のいく選択ができるでしょう。

複数のスクールを比較することで、スクールのカリキュラムや学習方法、サポート体制が自分の学習スタイルに合っているかを見極めます。
納得いくまで検討し、焦らずに選びましょう。決して急いで決めるのではなく、自分にとって最良の選択をすることが大切です。

こんなプログラミングスクールは要注意

プログラミングスクールの選択を誤らないために、避けるべきポイントを詳しく説明します。
このようなスクールに通うと、費用や時間を無駄にしてしまう可能性が高いため、事前にしっかりと情報を調べ、信頼できるスクールを選ぶことが重要です。

授業料が法外または無料、追加料金が多い

プログラミングスクールを選ぶ際には、授業料に関して注意が必要です。

まず、法外な授業料を設定しているスクールは要注意です。
相場に比べて極端に高い授業料を請求するスクールは、その価値があるか慎重に見極める必要があります。

また、追加料金が多いスクールも避けるべきです。
最初に提示された費用に含まれていない教材費や追加サービス料が後から発生することがあるため、事前にすべてのコストを確認しましょう。

さらに、無料のプログラミングスクールには隠れたリスクが潜んでいることがあります。無料であることが魅力的に見えますが、その代わりにSESでの雇用契約が課されるなど、自由な選択肢が制限される可能性があります。

情報が出てこない

スクール選びで最も危険なのは、授業料や授業内容が具体的に公開されていない場合です。これにより、コースの価値やコストの適正さを判断することができません。

さらに、実績が確認できないスクールも信頼できません
卒業生の成功例やポートフォリオの例などが明示されていない場合、そのスクールの教育の質に疑問を持つべきです。

加えて、受けられるサポートの詳細が不透明なスクールも避けるべきです。
例えば、就職支援や質問対応の範囲が不明確であれば、受講後に思わぬ不利益を被る可能性があります。

また、卒業生の就職・転職先が不明なスクールも要注意です。
信頼できるスクールは、その卒業生がどのような企業に就職したか、具体的に示しているはずです。

講師がアルバイト

講師の質もスクール選びにおいて重要なポイントです。

講師が正社員ではなくアルバイトの場合、専門的な知識や経験が乏しい可能性があります。
プログラミング教育は実務経験に基づく指導が重要ですので、講師がプロフェッショナルであるか確認しましょう。

また、在籍講師の詳細が分からないスクールも不安要素です。
講師陣のプロフィールや実績が公表されていない場合、教育の質に不安を感じることがあるでしょう。

就職サポートが薄い

就職サポートの充実度も、スクールの価値を測る重要な指標です。

まず、ポートフォリオ作成がサポート内容に含まれていないスクールは避けるべきです。
就職活動において、ポートフォリオは自分のスキルを証明するための重要なツールです。
ポートフォリオを作るサポートがないスクールでは、卒業後の就職活動が不利になる可能性があります。

また、卒業生の就職先の選択肢がSESに偏っているスクールも問題です
SES(システムエンジニアリングサービス)は、下請けとして働くことが多く、キャリアの自由度が制限されることがあります。

さらに、現場で活躍できるカリキュラムが組まれていないスクールでは、実際の仕事で求められるスキルが身に付かない可能性が高いため、就職後のキャリアに不安が残ることになります。

無駄にしないための受講姿勢

プログラミング学習サイトで少し触ってみる

プログラミングスクールに通う前に、プログラミング学習サイトで少し触ってみることが大切です。

事前に基本的な知識を得ておくことで、スクールでの学習内容がスムーズに理解できるようになります。

また、プログラミングの基礎を知ることで、自分に合った学習スタイルや興味のある分野が見えてくるため、スクールの選び方にも影響を与えるでしょう。
無料で使える学習サイトやアプリを活用して、まずは簡単なコードを書いてみることをおすすめします。

レッスン外での自習を欠かさない

レッスン外での自習も、プログラミングスクールでの学びを無駄にしないためには欠かせません。

授業で教わる内容だけでは理解が浅くなりがちですので、実際に自分で手を動かしてコードを書くことで、知識を深める必要があります。

スクールの授業は限られた時間内で行われるため、理解が足りない部分は自習で補いましょう。

授業内容を復習しながら、小さなプロジェクトを進めると、実践的なスキルが身につきやすくなります。

受講期間中にポートフォリオを作成する

受講期間中にポートフォリオを作成することは、スクールでの学びを最大限に活かすために重要です。

ポートフォリオは、就職や転職活動の際に自分のスキルを証明するための大切なツールとなります。

スクールで学んだことを活かして、実際に動くアプリやWebサイトを作成し、それをポートフォリオにまとめましょう。

具体的な成果物があることで、面接での評価が高まり、就職活動が有利に進む可能性が高くなります。

講師や仲間と交流し情報収集する

プログラミングスクールでは、講師や仲間と積極的に交流し、情報収集を行うことも大切です。

講師からは授業内容以外にも、現場のリアルな話やトレンドなど、貴重な情報を得られることがあります。

また、仲間同士で助け合うことで、学習のモチベーションを保ちやすくなります。

コミュニティを作り、情報を共有しながら学習を進めることで、独学では得られない視点や知識が身につくでしょう。

プログラミングスクールが無駄になるかどうかは選び方と受講姿勢で決まる

  • あいまいな基準でスクールを選ばない
  • プログラミングスクールを選ぶ際は入念に調査する
  • 自分から行動する、受け身な姿勢では費用や時間を無駄にしてしまいます

ここまで読んだ方ならプログラミングスクールを無駄にしてしまうことはないでしょう。
あなたが行動すれば、あなたのプログラミングスクールライフが充実し、意味のあるものになります。

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