文系出身で、プログラミングに興味を持ちつつも
自分には無理かも…
本当にできるのか?
独学でも学べるの?
と不安に感じている方へ。
実は、文系学生でも独学でプログラミングを習得し、IT業界で活躍する道はしっかり開かれています。
この記事では、私自身の体験談を交えながら、文系の学生がプログラミングを学ぶための具体的なステップや、最適な学習方法を紹介します。
プログラミングを学習することで論理的思考力を高めるだけでなく、就職やキャリアアップに役立つスキルも身に付けることができるのです。
この記事を読むことで、プログラミングが自分にも向いているかが分かり、どのような道を歩めばよいかが明確になるでしょう。
Contents
文系学生でも独学でプログラミングを習得できる
現在は学習リソースが充実している
現在、インターネット上にはさまざまなプログラミング学習サイトやオンライン講座があります。
文系学生がプログラミングを独学するためには、豊富な学習リソースが不可欠です。
例えば、CodecademyやUdemyなどのプラットフォームでは、初心者向けのコースが多数用意されています。
これらは、自分のペースで学習できるため、時間が限られている文系学生にとって大きな助けになります。
また、YouTubeには無料で視聴できる講座も多く、視覚的に学ぶことができるため、理解が深まりやすいです。
このようなリソースの充実は、独学を可能にする大きな要因となっています。
数学や物理の知識は基本的に必要ない
プログラミングを学ぶにあたって、必ずしも数学や物理の知識が必要なわけではありません。
近年のプログラミング言語やフレームワークは、直感的に使えるものが増えてきています。
特に、ウェブ開発に使われるHTMLやCSS、JavaScriptなどは、比較的理解しやすい構文を持つプログラミング言語です。
文系の学生でもこれらを学ぶことで、簡単なウェブサイトやアプリを作成することができます。
もちろん、ある程度の論理的思考力は必要ですが、学習を進める中で自然に身についていくものです。
文系出身であっても、学習に障害は少ないと言えるでしょう。
専攻関係なく実力次第でプログラマーとして就職も可能
文系の学生でも、専攻に関係なくプログラマーとしてのキャリアを築くことができます。
実際、IT業界ではスキルが重視されるため、専門学校や理系出身でなくても、実力を証明すれば就職するチャンスが広がります。
多くの企業は、自社で必要なスキルを持った人材を求めており、文系出身者が活躍する場面も増えてきています。
私自身も文系大学出身ですが、プログラミングを学び、SEとして就職しました。
このように、努力次第で文系学生でもIT業界に進むことができるという可能性があるのです。
文系学生がプログラミングを学ぶメリット/デメリット
メリット
論理的思考力や問題解決力が身に付く
プログラミングを学ぶことで、論理的思考力や問題解決力が向上します。
プログラミングでは、明確な目標に対して効率的な手段を考える必要があります。
コードを書く中で、エラーを見つけたり、改善策を考えたりすることで、自然と論理的思考が鍛えられます。
このスキルは、他の学問や将来の職業でも非常に役立ちます。
論理的な考え方は、日常生活のさまざまな場面でも活かすことができるため、プログラミング学習は総合的な力を高める良い手段です。
自分の得意分野と掛け合わせて就職活動の武器になる
プログラミングスキルは、他の専門知識と組み合わせることで大きな強みになります。
文系の学生は、文学や社会学、歴史などの得意分野を持っています。
これらの知識にプログラミングを加えることで、データ分析やウェブコンテンツの作成など、多様な職業にアプローチできるようになります。
例えば、マーケティングや教育分野では、プログラミングが役立つ場面が多いです。
こうしたスキルの組み合わせは、就職活動において他の候補者との差別化につながります。
学習時間を確保しやすい
文系学生は、比較的学習時間を確保しやすいです。
文系の学問は、理系に比べて柔軟なスケジュールが可能なことが多く、プログラミング学習に充てる時間を作りやすいです。
例えば、授業の合間や自由な時間を利用して、少しずつ学習を進めることができます。
計画的に学ぶことで、効率よく知識を身につけることができるでしょう。
自由に学習計画が立てれる点も、独学でプログラミングを習得する際のメリットとなります。
フリーランスや副業など選択肢が増える
プログラミングスキルを持つことで、フリーランスや副業の選択肢が広がります。
自宅でできる仕事が増えることで、柔軟な働き方を実現できます。
特に、プログラミングの需要は高まっており、多くの企業がプロジェクトベースでの契約を求めています。
このような機会を活かすことで、収入を得ながら自身のスキルを磨くことができます。
また、フリーランスとしての経験は、将来のキャリア形成にも役立つでしょう。
アイディアを形にできる
プログラミングを学ぶと、自分のアイディアを実現する力が身につきます。
自分が思い描くアプリやウェブサイトを作成できることは、非常に大きな魅力です。
アイディアを形にするプロセスは、創造力や実行力を高めることにもつながります。
このスキルを活用して、自分のビジネスを立ち上げることも夢ではありません。
自分の考えを具体化する能力は、将来のキャリアにもプラスに働く要素です。
学割価格でスクールを活用できる
プログラミングスクールでは、学生割引が利用できることが多いです。
学費が高い中で、割引を利用することで経済的負担を軽減しつつ、質の高い教育を受けることが可能です。
多くのスクールが学生を対象に特別な料金を設定しており、通学のハードルが下がります。
これにより、学びの機会が広がり、より効果的な学習ができるようになります。
実際に多くの文系学生がこの制度を利用してスキルを向上させています。
デメリット
全くの未経験だと向いているか分からない
プログラミングを始めたばかりの文系学生は、自分に向いているかどうか分からないことが多いです。
これは、特に全くの未経験者にとっての大きな不安要素です。
プログラミングの学習が進む中で、楽しさや興味を感じるかどうかは重要なポイントです。
初めて触れる技術や概念に戸惑うことも多く、自信を失うこともあります。
しかし、これを乗り越えることで新たな発見や成長が得られることもあります。
積み上げてきたものを活かしにくい
文系の学生がプログラミングを学ぶ場合、これまでの専門知識を活かしにくいことがあります。
文系の学問は、論理的な分析や批評を重視しますが、プログラミングは異なるアプローチが必要です。
既存の専門性がプログラミングの学習に直接活かされるとは限らず、ギャップを感じることもあるでしょう。
とはいえ、最終的には自分の専門分野をプログラミングと組み合わせることで、新たな価値を生み出す可能性も広がります。
このデメリットを理解し、工夫して克服していくことが重要です。
プログラミングが向いている人の特徴4選
論理的に考えることができる
プログラミングは、論理的思考が得意な人に向いています。
プログラムを作る際には、問題を小さく分解し、順序立てて解決策を構築する必要があります。
この過程では、各ステップが正確に機能するかどうかを慎重に考えながら進めることが求められます。
論理的に物事を整理し、一つ一つの手順を明確にしていくスキルは、バグの解消や新しい機能の追加において非常に重要です。
論理的に考える力がある人は、プログラミングのプロセスをスムーズに進めることができるでしょう。
集中力がある
プログラミングは、長時間にわたって集中して作業する能力が必要です。
コードを書く際には、細かなミスが大きなエラーにつながることがあるため、注意深く作業を進める必要があります。
複雑なアルゴリズムやデバッグ作業には集中力が欠かせません。
途中で気が散ると効率が下がるだけでなく、ミスを見逃す可能性も高まります。
高い集中力を発揮できる人は、プログラミングの世界で大きな成果を上げることができるでしょう。
学び続けるモチベーションがある
プログラミングを学ぶには、継続的に学ぶ意欲が必要です。
テクノロジーは日々進化しており、新しい言語やフレームワークが次々と登場しています。
そのため、一度学んだ知識に頼り切ることはできません。
常に最新の技術を学び、自分のスキルをアップデートしていく姿勢が求められます。
新しいことを学ぶことが好きで、自己成長に意欲的な人は、プログラミングの学習を楽しむことができるでしょう。
学び続けるモチベーションがある人ほど、プログラマーとしての成功に近づけます。
モノ作りが好き
モノ作りに興味がある人は、プログラミングに向いています。
プログラミングは、自分のアイディアを形にするツールです。
ウェブサイトやアプリケーション、ソフトウェアなど、自分が作ったものが目に見える形で成果として残ることが大きな魅力です。
自分の手で何かを作り上げることにやりがいや楽しさを感じる人は、プログラミングを通じて満足感を得られるでしょう。
モノ作りへの情熱がある人は、そのクリエイティブな発想をプログラミングで活かすことができます。
独学の学習5ステップ
プログラミングが向いていると思うけど、どのように学習を進めていけばいいか分からない人は次のステップで学習を進めていきましょう。
目標を決める
まず最初に、明確な目標を設定することが重要です。
何を目指してプログラミングを学びたいのかを具体的にすることで、学習のモチベーションが保ちやすくなります。
例えば、
- ウェブアプリを作りたい
- データ分析に挑戦したい
- IT業界で就職したい
といった具体的なゴールがあると、学習の方向性がはっきりし、無駄な時間を避けることができます。
目標を決めることは、効率的な学習の第一歩です。
学習計画を立てる
次に、学習計画を立てることが大切です。
計画を作ることで、どのタイミングで何を学ぶかが明確になり、挫折しにくくなります。
例えば、
- 1週間で基本的な文法をマスターする
- 1か月後には簡単なアプリを作成する
といった具体的なスケジュールを立てると、無理なく学習を進めることができます。
また、目標を小分けにして達成感を得ることができるので、モチベーションの維持にもつながります。
学習を進める
計画に基づいて、学習を進めていきます。
この段階では、
- 参考書
- 学習サイト
- プログラミングスクール
など、さまざまなリソースを活用することがポイントです。
インターネットには無料の教材や動画も多くあるため、独学でも多くの情報を手に入れることができます。
学習中は、ただ読むだけでなく、実際にコードを書いて手を動かすことが重要です。
試行錯誤しながら学ぶことで、理解が深まります。
実際に何か作ってみる
プログラミングは、学んだ知識を実際に使ってこそ身に付きます。
自分のアイディアを形にして、実際にアプリやウェブサイトなどを作ってみるとよいでしょう。
初めてのプロジェクトは簡単なもので構いません。
作る過程で、問題解決力や応用力が鍛えられ、学んだことが確実に身につきます。
実際に作品を作ることで、自信もつき、次のステップへ進むための原動力になります。
ポートフォリオを作成する
最後に、ポートフォリオを作成して、自分の実力をアピールしましょう。
ポートフォリオは、自分が作った作品や学習成果をまとめたもので、就職活動やフリーランスとしての仕事を探す際に非常に役立ちます。
作成したプログラムやアプリケーションをポートフォリオとして公開することで、他の人に自分のスキルを客観的に評価してもらうことができ、信頼性も高まります。
ポートフォリオは、プログラミング学習の集大成として重要な役割を果たします。
独学の気を付ける3つのポイント
学習ステップを理解したところで
実際に学習を進める前に独学の気を付けるポイントを触れておきます。
目標は具体的にする
独学でプログラミングを学ぶ際には、目標を具体的に設定することが重要です。
ただ「プログラミングを学びたい」と思うだけでは、途中でモチベーションが下がったり、進むべき方向が分からなくなったりします。
たとえば、
- 3か月で簡単なウェブアプリを作る
- 半年でフリーランスとして仕事を受注できるレベルに到達する
といった具体的な目標を立てることで、学習の進捗が見えやすくなり、やる気も維持しやすくなります。
明確なゴールを持つことで、学習がより効率的に進むでしょう。
手を動かしながら学ぶ
プログラミングの学習は、理論だけではなく、実際に手を動かすことが重要です。
本やオンライン講座で知識を得るだけではなく、実際にコードを書いて試すことで、理解が深まります。
プログラミングは「読む」よりも「作る」作業が多いため、早い段階で実践に取り組むとよいでしょう。
小さなコードを書いてみたり、簡単なアプリケーションを作ってみたりすることで、理論と実践を結びつけ、学んだことを自分のものにすることができます。
学びの中で「手を動かすこと」を常に意識しましょう。
質問できる環境や一緒に学ぶ仲間を作る
独学では、孤立しないように質問できる環境や仲間を見つけることが大切です。
プログラミングを学ぶ過程で、どうしてもつまずいたり、理解が追いつかない部分が出てくることがあります。
そのときに、すぐに質問できる環境があると、学習のスピードが上がります。
オンラインコミュニティやSNSで同じ目標を持つ仲間を見つけたり、プログラミングスクールを活用するのも一つの方法です。
仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションも保ちやすくなり、互いに成長し合うことができるでしょう。
初心者におすすめのプログラミング言語
PHP
PHPは、初心者にとって理解しやすく、ウェブ開発で広く使われているプログラミング言語です。
特に、動的なウェブサイトやウェブアプリケーションの開発に強みがあり、WordPressのような多くのCMS(コンテンツ管理システム)で使われています。
また、PHPは文法がシンプルで初心者にも取り組みやすく、少しの学習で成果物を作れるため、学習の達成感を得やすいです。
Web業界での需要も高く、就職や副業に活かすことができる点でもおすすめです。
JavaScript
JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語で、ウェブサイトにインタラクティブな要素を加えるのに適しています。
JavaScriptを使うことで、ユーザーがボタンをクリックしたときに画面が変わったり、動的にコンテンツを表示するなど、サイトの見た目や操作感を向上させることができます。
JavaScriptは、フロントエンドからバックエンドまで幅広く利用されるため、学習すればウェブ開発のさまざまな分野で活躍できるスキルとなります。
また、Node.jsなどの技術を使えば、サーバーサイドの開発も行えるため、応用範囲が広い言語です。
Python
Pythonは、文法がシンプルで初心者に非常に親しみやすい言語です。
特にデータサイエンスや人工知能(AI)、機械学習、ウェブ開発など、幅広い分野で使用されています。
Pythonは読みやすいコードを書くことを重視しているため、初学者でも理解しやすく、すぐに実用的なプログラムを作成できるという特徴があります。
また、豊富なライブラリやコミュニティのサポートがあるため、わからないことがあっても調べやすいです。
これからプログラミングを始める人にとって、Pythonは非常に強力なツールとなるでしょう。
初心者におすすめの学習方法
参考書
参考書は、基礎からしっかり学ぶのに最適なツールです。
特に初心者向けに書かれた本は、初学者がつまずきやすいポイントをカバーしつつ、順序立てて学習を進めることができます。
参考書を使うメリットは、いつでも自分のペースで学習できることです。
また、体系的にプログラミングの概念を理解できるため、途中で知識が抜けることが少なくなります。
プログラミングの基礎を固めたい人には、まず参考書を活用して学習することがおすすめです。
実際に手を動かしながら学ぶことで、知識がより深まります。
学習サイト
学習サイトは、インターネット上でアクセスできる便利な学習リソースです。
さまざまな言語や技術に特化したサイトがあり、無料で使えるものから有料のコースまで、選択肢が豊富です。
動画を見ながら学習を進めたり、オンラインで課題を解いたりできるので、視覚的に学びたい人や、インタラクティブに進めたい人に向いています。
特に、ProgateやUdemyのようなプログラミング学習サイトは、初心者向けのコースが充実しており、ステップバイステップで学べるので、独学でも効率的に学習を進められます。
プログラミングスクール
プログラミングスクールは、初心者が最短でスキルを習得するための強力なサポートを提供します。
スクールでは、現役のエンジニアが講師を務めていることが多く、実際の現場で役立つ知識やスキルを効率よく学べます。
マンツーマンでの指導や、質問できる環境が整っているため、独学では解決しづらい問題に直面した際にも安心です。
また、就職サポートを提供しているスクールもあり、学んだことを直接キャリアに活かすことができます。
短期間で確実に成果を出したい人には、プログラミングスクールが最適な選択肢となるでしょう。
大学生におすすめのプログラミングスクールをこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
文系出身でIT業界に就職した筆者の体験談
私立文系大学出身でプログラミング未経験
私は私立の文系大学に通っていましたが、当時プログラミングの経験は一切ありませんでした。
情報処理やコンピュータサイエンスの授業も受けたことがなく、どちらかというと文系科目に力を入れていました。
しかし、卒業後のキャリアを考えたとき、IT業界の成長と将来性に興味を持ちました。
最初は「文系出身でプログラミングなんてできるのか?」と不安に感じていましたが、挑戦してみる価値はあると思い、学習を始めることにしました。
プログラミング学習をしSEとして就職
プログラミング学習を始めたきっかけは、将来のキャリアアップを見据えてのことでした。
最初は独学で、参考書や学習サイトを活用しながら基礎を学びました。
その後、より本格的に学ぶためにプログラミングスクールに通い、実践的なスキルを身に付けることができました。
学習を進めると自分のスキルが向上するのを実感し、やがて新たな技術を学ぶことが楽しくなりました。
そして、卒業後にはシステムエンジニア(SE)としてIT業界に就職することができました。
未経験からの挑戦でしたが、プログラミングスキルは非常に実践的で、多くの企業からの需要も感じました。
その後、別の業界へ転職したがプログラミングスキルを活用している
SEとして数年の経験を積んだ後、家庭の事情で地方公務員として働くことを選びました。
しかし、驚いたことに、ここでもプログラミングスキルが役立つ場面が多々ありました。
たとえば、業務の効率化やデータ管理、システムの自動化などにプログラミングの知識を活用し、業務改善に大きく貢献できました。
このように、プログラミングスキルは特定の業界に限らず、さまざまな場面で応用が利くスキルです。
文系出身であっても、一度身に付けたスキルは今後のキャリアにとって非常に有利になります。
僕が伝えたいのは、文系だからといってプログラミングを敬遠する必要は全くないということです。
むしろ、多様なバックグラウンドを持つ人こそ、プログラミングを学ぶことで新たな可能性を広げられるでしょう。
まとめ
文系学生でも、独学でプログラミングを習得できます。
多くの学習リソースがあるため、正しいステップで進めば、専攻に関係なくプログラミングスキルを身につけられます。
目標を具体的に設定し、学習計画を立てることが成功の鍵です。
学習サイトや参考書を活用しながら、着実にステップを踏んでいきましょう。
効率よく学びたい場合は、プログラミングスクールも積極的に利用しましょう。
専門家のサポートを受けることで、就職やキャリアアップに直結するスキルを短期間で身につけられます。
どうも、初めまして。
私立文系大学出身でプログラミング未経験からSEとして就職したマックです。